カワセミ
特徴について
体長はスズメ位の大きさです。
くちばしは長く、色は雄は黒色、雌はくちばしの下が赤色なので、雄・雌の区別ができます。
頭は比較的大きいですが首・尾・足については短く、色については、頭・頬・背中が青、頭は鱗のような模様があり、のどと耳の辺りは白、胸と腹と眼の前後は橙色です。
足は赤色。
生態について
海岸、川、湖、池など水辺に生息。愛鷹広域公園ではせせらぎの径周辺で見ることができます。
足場は特定の場所(石や枝)を決める事が多く、周囲が糞で白くなっている事があります。
採餌は水辺の岩や枝の上から水中に飛び込み魚や水生の昆虫をくちばしでとらえます。 空中でホバリングしながら飛び込む事もあります。
イカル
特徴について
全長は23cmほどで、太く黄色いくちばしが特徴です。体の色は全体的に灰色で頭と翼の一部は紺色です。木の実や種、豆などが主食ですが、昆虫なども食べることがあります。
生態について
アジア東北部に分布しています。
日本には、北海道~本州~九州の各地の山林に 生息しており、寒くなる冬には、本州の南に移動します。
エナガ
特徴について
体調は14cmで、体の約半分が尾羽なのでとても小さく見えます。
くちばしと首が短く、丸い体に長い尾羽が特徴です。
色は太く黒い模様が目の上から背中まで続いています。
翼や尾も黒色で、肩のあたりや尾の下はうすいピンク色で、 頭の額、胸から腹にかけては白色です。
生態について
ヨーロッパ~中央アジア、日本と広い範囲で分布し、林に生息しています。
繁殖期は『ツガイ』で縄張りを持ちますが、非繁殖期には小さな群れを作って他の小鳥などと群れをつくることもあるようです。小さな昆虫や草の種子などを食べます。
キジバト
特徴について
全長は33cm程度で体色については雌、雄ともに同じ茶褐色、紫灰色です。頚部側面には青と白の横縞模様があり、翼に黒と赤褐色の鱗状の模様があるのが特徴です。
『キジ』のメスに体色が似ていることが、キジバトの名の由来とされています。
生態について
主に平地~山地部の森林に生息していて、早朝などによく声を聞くことができます。
小枝等を組み合わせた皿状の巣を樹上に作ります。
餌については雑食で、主に果実・種子を食べていますが昆虫類・貝類・ミミズ等も食べます。
コゲラ
特徴について
全長15cm程度で、スズメと同じ位の大きさです。
日本で生息しているキツツキとしては最も小型です。
雌がやや大きく、灰褐色と白のまだら模様の羽色をしていますが、生息する地域が南方に分布しているほど体色が濃くなる傾向があります。
生態について
広い縄張りを持ち生活して、一度繁殖が始まると同一箇所に留まり、ツガイについても絆が深くパートナーが死ぬまで続くそうです。
餌については雑食で、主に昆虫等や木の実を食べます。キツツキ特有の樹皮につかまって、縦に、横にと、移動して、くちばしでつまみとったり、突いて小さい穴を開け、長い舌で中に潜む昆虫などを捕らえます。
コジュケイ
特徴について
体長は25㎝程です。
『キジ』や『ヤマドリ』と違って尾は短く。雄・雌では同色で褐色系の色彩ですが、頬~喉に鮮やかな赤褐色があり目立ちます。腹は他の部分よりも黄色い地(明るめ)に黒褐色の斑紋があります。
生態について
季節移動を行わないために、生息する場所に留まるので一年中見られます。主に雑木林が豊富に残る田園地帯、里山に多く生息しています。用心深い性格からか、林や藪の中に潜み、あまり姿を見せません。
雑食性ですが、主に植物の葉や実などの植物を好んで食べています。
シジュウカラ
特徴について
体長15cm程で、すずめと同じくらいの大きさです。
首から腹にかけ、ネクタイのような黒い模様があります。
模様の太さで雄と雌を見分ける事ができ、雄の方が太いです。頬は白色でよく目立ちます。
生態について
繁殖期はツガイでそれぞれの縄張りに分散しますが、それ以外の季節では群れになり、他のシジュウカラ類に加え、メジロ、コゲラなどの他種とも群れを作る事があります。
雑食で、素早く飛び回って地面に降りて虫や木の実などを探しますが、樹皮を突っつき、剥ぎ取り虫を探す事もあります。これは群れにいる他種の鳥の採食を見て真似るからと言われています。
ツグミ
特徴について
体長20cm前後です。
頭の上部は灰色から茶色で、レンガ色の翼を持ち、胸には黒い斑点、目の上にクリーム色の線があります。
ツグミという名前は、『ツィー』や『ケケッ』という口をつぐんだまま鳴いているように聞こえる鳴き声からきています。
生態について
北東アジアに分布し、夏はシベリア・カムチャツカなどで繁殖し、秋から初冬に群れで日本や中国へ渡来します。 越冬し晩春になると再び群れを成して北方へと旅立ちます。
食性は雑食で、主に土の中にいるミミズや虫、木の実などを食べます。 昼間は、地上の平坦な場所を好んでいます。足を揃え”ピョンピョン”と跳ねるように歩きます。
ヒヨドリ
特徴について
体長25cm前後です。
頭から胴体にかけて灰色の羽毛に覆わていて、頬は栗色でよく目立ちます。
翼や尾羽は灰褐色をしています。
頭の羽は周囲より長いので、逆立っているように見えます。
主に果実を食べていますが、繁殖期になると昆虫類も捕食するようになります。
里山・公園などに多く生息しています。主には樹上で活動していますが、地上に降りることもあります。
ホオジロ
特徴について
全長17cm程です。
喉・頬・眉斑が白く目立ち、『頬白(ホオジロ)』の名はこれに由来しています。頭の模様は雄が黒色、雌が褐色です。
くちばしは太く短く、頭の羽は逆立って見えます。スズメによく似ていますが、腹が茶色いことで見分けられます。
生態について
雑食性で、繁殖期には昆虫類、秋や冬は植物の種子を食べます。
シベリア南部~中国~朝鮮半島、日本までと広く分布し、日本では全国に分布しています。
長距離の移動はしません。 主に地上や低い木で生活しており、草の茂みに潜むこともあります。
単独も
ムクドリ
特徴について
体長 24cm程です。
全体的に黒っぽく、顔や腰は白色です。
くちばしと足のオレンジ色が目立ちます。雄は全体的に黒っぽく、雌は褐色に近い色をしています。
若鳥はより薄い色をしています。
生態について
雑食性で地面を歩き虫を探したり、枝に留まって柿などの実を食べます。
名前の由来はムクの木の実を好んで食べる事からと言われています。
繁殖期は春~夏で、ツガイでそれぞれ分散して木の洞や人家の軒先などのに巣を作ります。
子育ては雄雌ともにを行います。
メジロ
特徴について
体長はスズメよりも小さく、全長12cm前後です。
全体的に緑色で、のどは明るい黄色です。雌と雄で色の違いはありません。最も特徴的なのは『メジロ』の名前の由来になっている目の周りの白い輪です。
生態について
東アジアの一部(日本・中国・朝鮮半島・ベトナム・フィリピン)に分布する留鳥です。
日本では冬の寒い地域を以外の全国に広く分布します。
食性は雑食です。特に花の蜜、果汁を好んでいるようです。虫なども育雛期には捕食しています。
カワラヒワ
特徴について
体長はスズメと同じ程度で約 14cmです。
全体的に暗い緑色で、翼を広げると黄色の模様が目立ちます。ピンク色の太いくちばしを持っています。
生態について
中国~モンゴル~ロシア東南部~朝鮮半島の東アジアに分布し、 日本では、ほぼ全域に分布している留鳥です。
繁殖期はツガイで小さな縄張りを持っていますが、秋以降は群れを形成し、植物の種子などを求めて南に移動します。
植物の種子を主に食べ、特にヒマワリなどの種子を好むようです。
ウグイス
特徴について
体長はスズメと同じ程度で約 15cmです。
色は 背中がオリーブ褐色、腹は白色、全体的に地味です。
雌と雄では色の違いはありません。
中国~モンゴル~ロシア東南部~朝鮮半島の東アジアに分布し、 日本では、ほぼ全域に分布している留鳥です。
食性は雑食です。夏は虫を主に捕食し、冬は植物の種子などを食べます。 警戒心が非常に強いために、鳴き声は聞こえても姿は見えない事があります。